三井寺の土人形(その2)- 犬抱き童子-
2009年04月07日
三井寺の土人形は、前回紹介の「饅頭喰い」も含めて、童子を表したものが多くあります。今回紹介するのは、犬を抱いている童子です。江戸時代後期から明治時代初期頃の制作と思われ、2体あります。
オレンジ色の服を着た童子が、左に犬を抱きかかえています。犬はどちらも、白に黒ぶちのわんこですね。耳と唇、首輪は飼い主の服と同じ色です。いわゆる日本犬ではなく、狆のような中国の愛玩犬、もしくは雑種でしょうか。
よく見ると、犬と飼い主は同じような顔をしています。顔は墨により描かれているのですが、作者はわざと似た顔に描いたのでしょう。土の型はほとんど同じものを使用しているので、大体同じようになるのですが、仕上げの墨線で、こんなに顔の印象が変わってしまうのですね。女性のお化粧と同じ?
犬が飼い主に似てくる(その逆もあり)というのは、今も昔もかわらないのかもしれませんね。気をつけないと。(てらしま)
オレンジ色の服を着た童子が、左に犬を抱きかかえています。犬はどちらも、白に黒ぶちのわんこですね。耳と唇、首輪は飼い主の服と同じ色です。いわゆる日本犬ではなく、狆のような中国の愛玩犬、もしくは雑種でしょうか。
よく見ると、犬と飼い主は同じような顔をしています。顔は墨により描かれているのですが、作者はわざと似た顔に描いたのでしょう。土の型はほとんど同じものを使用しているので、大体同じようになるのですが、仕上げの墨線で、こんなに顔の印象が変わってしまうのですね。女性のお化粧と同じ?
犬が飼い主に似てくる(その逆もあり)というのは、今も昔もかわらないのかもしれませんね。気をつけないと。(てらしま)
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otsu-rekihaku
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ミニ企画展