企画展「湖都大津のこもんじょ学」開催中です③
現在開催中の
企画展「湖都大津のこもんじょ学」の
一部展示替えをおこない、
3月25日(火)から後半に突入しました
残り期間もわずかです。お見逃しの古文書があれば、
ぜひ、この機会にご来場ください。
今回は、前期・後期を通じて展示している古文書をひとつご紹介しましょう。
足利直義下知状 暦応3年(1340)7月26日 園城寺蔵
足利直義(ただよし)は、室町幕府を開いた足利尊氏の弟です。
室町幕府の政治が始まったころ、尊氏が軍事を担当し、
弟の直義が裁判などの政務を担当したことから、二頭政治といわれました。
この古文書は、
園城寺衆徒中に対して勢多(瀬田)橋の警固を命令したものです。
勢多橋は、京都への出入りを制する
軍事的要衝でした。
そのため室町幕府は、しばしば園城寺に対して警固を命じました。
「セタブリッジを封鎖せよ!!」といわんばかりの古文書です。
ちなみに、足利尊氏と直義が衝突する「
観応の擾乱」以後は、
尊氏嫡子の義詮(1330~1367)がその命令を出すことになります。
それにしてもこの古文書の直義の
花押(サイン)の大きいこと。
兄に代わって取り仕切る!!との意識の表れでしょうか。
直義が将軍かと見間違えるくらいの大きさです。
今回の展覧会では、この直義の古文書を5点一気に並べて展示しています。
ぜひその花押の大きさを見比べてみてください。
展覧会の詳しい内容はこちら→
詳細ページ(別ウィンドウで開きます)
展示資料紹介は、「企画展「湖都大津のこもんじょ学」開催中です④」につづく。
(学芸員 たかはし)
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