企画展「かわら」について
企画展「かわら」の開催に向けて
当館では、平成20年10月11日(土)から11月24日(月)まで、企画展「かわら-瓦からみた大津史-」を開催します。この企画展では、古代から近現代にかけて、大津ゆかりのさまざまな瓦を展示します。古代瓦担当と近世から近代の瓦を担当する学芸員2名で、ただいま準備を進めています。これから、オープンの日まで、担当者のこの企画展にかける思いや、準備段階の苦労話などを書いていこうと思います。
近年、マンションはもちろんですが、新しい一戸建て住宅でも、屋根瓦を見かけなくなりました。でも、昭和20年代の大津の町並み写真を見ると、高層ビルなどは一棟もなく、見渡すかぎりほとんどが、瓦屋根の家ばかりです。いつ頃から大津の風景は変わっていったのでしょう。
昭和20年代の大津市街 右手が滋賀県庁 他は瓦屋根ばかりだ!
この企画展では、瓦の歴史を振り返ることで、改めて瓦の良さを知ってもらいたいと考えています。時にはぐちっぽい苦労話になるかもしれませんが、私たち担当学芸員の展覧会にかける意気込みを知っていただければ、会場で皆さん方がもたれる感想も少し違ってくるかもしれません。(樋爪・青山)
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