道楽絵はがき通信 第5号

otsu-rekihaku

2009年04月05日 15:32

道楽絵はがき展の関連講座の報告です。

3月21日(土)。この日は、「関西蒐集家列伝-大正・昭和のオタクたち-」という演題で、近江郷土玩具研究会代表の藤野滋先生にご講演いただきました。
お話は、道楽絵はがきを交換した、大正・昭和の蒐集家(収集家・コレクター)たちについてのお話でした。
東京の日本我楽他宗や大阪の浪華趣味道楽宗など、コレクター集団の愉快な活動や、コレクターたちの蒐集活動を、数多くの資料をご紹介いただきながら、解説いただきました。
当時のコレクターたちの活動のお話は、個々が物を蒐集して楽しむだけでなく、趣味品の制作やコレクター間の交換やイベントなど、人と人との交流の中で趣味の世界を存分に楽しもうとする熱意が感じられました。このような面白い雰囲気があったからこそ、道楽絵はがきが作られたんだろうなと、納得いくお話でした。

変わって、3月28日(土)は職人さんのお話。「伝統職人からみる木版絵はがき」という演題で、竹笹堂代表の竹中健司先生に道楽絵はがきの制作に携わった、彫師・摺師などの木版職人についてのお話をしていただきました。
浮世絵を代表とする木版は、絵師の名は出てきますが、制作を支えた彫師・摺師などの木版職人たちの活動は、なかなか紹介される事がありません。当日は木版摺師竹中木版5代目として、摺りの実演なども交えながら、職人さんたちの世界を面白可笑しくお話いただきました。


道楽絵はがき展もいよいよ残りわずかです。
博物館やお隣の三井寺・疏水の桜も見ごろを迎えつつあります。
桜見物のついでに絵葉書展を是非ご観覧ください。       (きづ)


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