「八所神社の古文書」が始まりました!

otsu-rekihaku

2014年09月03日 13:30

毎年恒例(?)になりました大津市歴史博物館の古文書展示
ミニ企画展示「八所神社の古文書‐近江国伊香立の鎮守-」が始まりました
(常設展示室内で、会期は9月2日から10月13日まで)

八所神社は、大津市伊香立(主に5つの地域に分かれている)に所在する神社で、
神社の文書だけでなく、伊香立の地域文書として大切に保管されてた文書群です
(一部、市指定文化財に指定されています)

伊香立は、鎌倉時代から江戸時代にかけて何度も葛川と激しい境争論を起こします
それらの歴史は、葛川明王院文書(重文)によって明らかになりましたが、
争論の相手方になった伊香立の古文書も欠かすことはできません

本ミニ企画展では、八所神社に関わる由緒や縁起伊香立側の争論文書
また八所神社の神宮寺の住持や大般若経の行方を示す古文書、
さらには、伊香立や争論に際して作られた絵図などを合わせて展示します

地域文書の性格を合わせ持つ八所神社文書をご覧いただきます。
詳しい内容はこちら⇒http://www.rekihaku.otsu.shiga.jp/news/1404.html

(学芸員 たかはし)

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