看板考現学1
最近、町なかをぶらぶらしていて気になるのは、老舗などの看板です。
そこに書かれたお店やさんの名前に、
古くから日本で書かれてきた「
くずし字」(変体がなとか漢字の草書体)が
使われていることです。
なんか読めないなあと思って、店の前まで行ってみると
なんだ、ここは昆布屋さんだったのか、と分かります。
たとえば、昆布屋さんの看板でしたら、変体仮名(草書体)で
「
古ん婦」と書かれています。
じゃあ、いざ「古」「婦」の
くずし字だけを見せられて、
さて、皆さんはお読みになれるでしようか
??
写真上は、「
こ」と発音しますが、
もとの字は「
古」で、写真はその
くずし字です。
写真下は、「
ふ」ですが、
濁点が付いてますので「ぶ」と発音します。
元の漢字は、婦人の「
婦」で、それを
くずし字で書いたものです。
それらの2文字を続けた看板が、写真下です。
僕は、大津市歴史博物館の学芸員ですが、特に「古文書(こもんじょ)」
つまり、このような「
くずし字」の解読を担当しており、
歴史博物館で開催する古文書解読講座の講師をしています。
じゃあ、これを講座のテキストに使えないだろうか、と思いつきました。
今回の「昆布屋さんの看板」は、ごくごく入門編です。
これからしばらくシリーズとして続けますので、
皆さん「
くずし字」の解読に挑戦してみませんか。
(学芸員ヒヅメ)
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