常設展示室の展示替えをしました。

2015年01月25日

平成27年1月20日より、第118回ミニ企画展「小野神社の大般若経Ⅱ」が始まりましたが、それに合わせて、常設展示室1階の坂本コーナーの展示替えを行いましたiconN07kao_11

常設展示室の展示替えをしました。



今回は、故人の供養をする際に用いられる十三仏図(じゅうさんぶつず)を取り上げました。十三仏とは、初七日から三十三回忌まで計13回、それぞれ亡くなった人の裁判を担当する13体のほとけを指します。

亡くなった人は13回裁判を受け、生前の行いによって極楽浄土か地獄へ行き先が決まります。つまり13回も浄土に行くチャンスがあるのですiconN36

その13回の裁判の中では、供養する側の熱意も大切だと考えられていました。そこで、13回ある法事では、十三仏を掛けてそれぞれ対応するほとけを拝み、故人が無事浄土へ行けるように供養するのです。

今回展示しているのは、坂本・西教寺に伝来しているもので、中世に遡る古い作例もみられます。

是非この機会にご覧いただければ幸いですkao05

(担当:鯨井くじら


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Posted by otsu-rekihaku at 08:58 │ 常設展示