石山寺と湖南の仏像展の開幕

2008年07月17日

いよいよ企画展が開幕しました。

 展示中の様子もブログに載せようと思っていましたが、あまりにもバタバタしすぎて今回は無理でした。展示風景は、次回のかわら展で載せることになると思いますので、それまでお待ちくださいね。

 初日はとても暑いなか、多くのお客さんにご観覧戴き、ありがたい限りです。お越しいただいているお客さんの要望、好みは様々ですので、みなさんのご期待に沿うことができるかは心もとないですが、当館としては、限られたスタッフと予算、時間の中、出来る限りのことはしていると思っていますので、ご寛容戴きたく存じます。

 今回、昨年の「戦国の大津」展と同様、アンケートの記入をお願いしています。気温35度近い中、坂道を登ってわざわざ来ていただいているお客さん方のご意見を、今後の博物館運営になんとか反映できたらと思っています。辛らつなご意見も大いにありがたく戴きたく存じます。

 今回の企画展担当者として多少の理想を書きますと、ご来館時にはぜひとも懐中電灯をご持参戴きたく思っているのです。
懐中電灯は、仏像調査の七つ道具のひとつでもあり、仏像を見るときには必須アイテムなのです。仏像は明るくみやすい状態にあることは少ないので、自分で見たい時に使用して欲しいのです。他館では、様々な理由で使用禁止にしているところもあるようですが、当館の仏像展ではご自由にご使用ください。たとえば、独立したケースで対面に観覧者がいる場合など、あからさまに他人の顔に光を当てるようなことが無い限り、それは迷惑ではありません。一生懸命必死に見ようとしている姿勢の人たちに、迷惑であると思うことは無いと思います、というか思って欲しくないと私は思っています。

 同時に、ある作品に対して、感動を覚えたとか、学問的に様々な見解が生まれ、それについて作品の前で喧々諤々することも、私は推奨します。お茶のみ話を延々されたらそれは明らかに迷惑ですが、展示している仏像の話しを真剣にしている場合はぜひともそれはやって欲しいし、ほかのお客さんもあたたかく見守って欲しいと思います(みまもるだけでなく、加わってもいいかも)。あまりにも熱くなっている場合は、「小さい声で」と、一言アドバイスを。

静かに仏様と向き合うためにご来館されているお客さんもいらっしゃいますし、兼ね合いは難しいのですが、担当者の願いとしては、活発な感じの展示室が理想なのです。face01(てらしま)




タグ :石山寺展

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Posted by otsu-rekihaku at 17:43 │ 展覧会