大津の映画館3

2009年01月05日

皆さん、新年明けましておめでとうございます。
本年も、「大津れきはく日記」をよろしくお願いします。

早速ですが、大津の映画館シリーズ第3弾をお送りします。
ご寄贈いただきましたコレクションは、すでに触れましたように、
市内の映画ファン畠山秀一氏(故人)の膨大な映画に関するコレクションです。
平成9年、惜しくも78歳で亡くなられましたが、年配の方らしく、
映画のチラシを、不要になった反古紙の裏面に貼られ、
目録も、鉛筆と定規で詳細な目録を作って手書きされるなど、
それはもう、頭が下がる思いです。

さて3回目は、片岡千恵蔵の「宮本武蔵」です。
宮本武蔵は、昭和10年に「朝日新聞」で連載の始まった吉川英治の大河小説です。
俳優は、片岡千恵蔵のほかにも様々な役者さんが演じていますが、
オールドファンには千恵蔵が一番懐かしいのではないでしょうか。
また轟由夕起子は、お通の役柄ですが、彼女の記念すべきデビュー作品
でもあったのです。
大津の帝国館(大津の映画館2参照)での上映は昭和12年だったようですが、
時代を反映し、「北支事変現地ニュース」といったニュース映画も
同時に上映されています。(樋爪)

大津の映画館3


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Posted by otsu-rekihaku at 10:42 │ コラム