ミニ企画展「大津港の船」開催中
2012年09月17日
琵琶湖観光の玄関口として今もにぎわう大津港ですが、その役割は、時代とともに移り変わってきました。この移りかわりを紹介するのがミニ企画展「大津港の船」です。
江戸時代の大津浦は、大津城築城の直後に結成された大津百艘船によって担われていました。当時の城主浅野長吉が出した高札には、大津からの物資や旅人は大津以外の船に乗せてはならないとされ、大津は大きな特権を得て人と物資が集散する港として賑わいます。

初代大津代官 小野宗左衛門の高札 元和3年(1617)
大津百艘船の特権を認める高札は、歴代の大津城主、江戸時代になってからは、歴代の大津代官が類似の文言の高札を出しています。今回の展示では、そうした高札のいくつかを紹介しています。
近代に入っても大津港は、琵琶湖の南の玄関口としての役割を果たしており、いち早く蒸気船が就航しました。展示では、一番丸錦絵(複製)をはじめ当時就航した多くの蒸気船のうち、当館で所蔵している蒸気船を描いた引札を紹介しています。
しかし、明治22年(1889)の東海道線全通により、舟運による物資運搬の役目は終わり、大津は琵琶湖観光の拠点へと変貌を遂げます。大正時代以降、近江八景めぐりや島めぐりなどの観光船が就航し、現在に至っていています。この観光船時代を語るポスターは、エントランスロビーで紹介しています。
このポスター展は、当初クールシェアー期間の展示の予定でしたが、ミニ企画展終了まで延長して展示します。(ワダ)
展示場所:常設展示内ミニ企画展コーナー(大津市歴史博物館1階)
会 期:9月30日(日)まで
休館日:月曜日(但し9月17日は開館し翌18日休館)
開館時間:午前9時から午後5時まで(但し入場は午後4時30分まで)
※観覧には、常設展示観覧料が必要になります。
江戸時代の大津浦は、大津城築城の直後に結成された大津百艘船によって担われていました。当時の城主浅野長吉が出した高札には、大津からの物資や旅人は大津以外の船に乗せてはならないとされ、大津は大きな特権を得て人と物資が集散する港として賑わいます。

初代大津代官 小野宗左衛門の高札 元和3年(1617)
大津百艘船の特権を認める高札は、歴代の大津城主、江戸時代になってからは、歴代の大津代官が類似の文言の高札を出しています。今回の展示では、そうした高札のいくつかを紹介しています。
近代に入っても大津港は、琵琶湖の南の玄関口としての役割を果たしており、いち早く蒸気船が就航しました。展示では、一番丸錦絵(複製)をはじめ当時就航した多くの蒸気船のうち、当館で所蔵している蒸気船を描いた引札を紹介しています。
しかし、明治22年(1889)の東海道線全通により、舟運による物資運搬の役目は終わり、大津は琵琶湖観光の拠点へと変貌を遂げます。大正時代以降、近江八景めぐりや島めぐりなどの観光船が就航し、現在に至っていています。この観光船時代を語るポスターは、エントランスロビーで紹介しています。
このポスター展は、当初クールシェアー期間の展示の予定でしたが、ミニ企画展終了まで延長して展示します。(ワダ)
展示場所:常設展示内ミニ企画展コーナー(大津市歴史博物館1階)
会 期:9月30日(日)まで
休館日:月曜日(但し9月17日は開館し翌18日休館)
開館時間:午前9時から午後5時まで(但し入場は午後4時30分まで)
※観覧には、常設展示観覧料が必要になります。
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otsu-rekihaku
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ミニ企画展