れきはく講座「江戸時代の堅田と居初家」を開催しました
2013年09月22日
去る9月21日(土)に、第564回れきはく講座を開催しました
講師に神戸女大学講師の鎌谷かおる先生をお迎えして、
「江戸時代の堅田と居初家」というタイトルでお話をいただきました
鎌谷先生は、江戸時代の琵琶湖と人の関係について、
堅田を中心に研究を進められている気鋭の研究者です
今回は、ミニ企画「居初家文書の世界」に関連して、
堅田の歴史を紐解く上で欠かせない、居初家文書のお話を含めて
地域の歴史を知るということ、古文書の持つ「力」について、
熱く語っていただきました。

写真1 満員の会場

写真2 鎌谷かおる先生
お話の中心は、もちろん江戸時代の堅田の歴史についてですが、
それ以前の室町、戦国時代、堅田が「都市」と呼ばれたころから、
どのように移り変わっていくかをお話いただきました。
特に、中世で「都市」だった堅田が、「本堅田村」と「今堅田村」に分かれ、
「村」としてスタートすることになった経緯について、
石高制や身分制など、江戸時代を知るうえで重要なキーワードを
堅田を事例に、大変わかりやすくお話いただきました。
また、江戸時代の堅田の領主(幕府領から堅田藩)の交代や、
そこで作られる文書(もんじょ)の読み解き方などをお話いただきましたが、
やはりそこで重要なのは居初家文書の存在です
。
鎌谷先生がご専門とされる、江戸時代琵琶湖の漁業や生業の歴史は、
まさに、この居初家文書から明らかになったもので、
今回は、その具体的なお話を少し我慢(?)していただき、
居初家文書が保存されてきた意味や古文書の持つ魅力
について、
これまた熱く語っていただきました。
近年、少しずつですが、古文書をメインにした展覧会が増えてきています
鎌谷先生がおっしゃっていたように、
一つ一つの文字を読まなくても、古文書の本物がもつ力、
200年、300年、400年も前に作られた意味と残されてきたことを
感じ取ることが大切なんだと、わたし自身も改めて考えさせられました。
ご参加いただいたみなさま、そして鎌谷先生、
本当にありがとうございました
。

写真3 講座後、ミニ企画展内
(学芸員 たかはし)

講師に神戸女大学講師の鎌谷かおる先生をお迎えして、
「江戸時代の堅田と居初家」というタイトルでお話をいただきました

鎌谷先生は、江戸時代の琵琶湖と人の関係について、
堅田を中心に研究を進められている気鋭の研究者です

今回は、ミニ企画「居初家文書の世界」に関連して、
堅田の歴史を紐解く上で欠かせない、居初家文書のお話を含めて
地域の歴史を知るということ、古文書の持つ「力」について、
熱く語っていただきました。
写真1 満員の会場
写真2 鎌谷かおる先生
お話の中心は、もちろん江戸時代の堅田の歴史についてですが、
それ以前の室町、戦国時代、堅田が「都市」と呼ばれたころから、
どのように移り変わっていくかをお話いただきました。
特に、中世で「都市」だった堅田が、「本堅田村」と「今堅田村」に分かれ、
「村」としてスタートすることになった経緯について、
石高制や身分制など、江戸時代を知るうえで重要なキーワードを
堅田を事例に、大変わかりやすくお話いただきました。
また、江戸時代の堅田の領主(幕府領から堅田藩)の交代や、
そこで作られる文書(もんじょ)の読み解き方などをお話いただきましたが、
やはりそこで重要なのは居初家文書の存在です

鎌谷先生がご専門とされる、江戸時代琵琶湖の漁業や生業の歴史は、
まさに、この居初家文書から明らかになったもので、
今回は、その具体的なお話を少し我慢(?)していただき、
居初家文書が保存されてきた意味や古文書の持つ魅力

これまた熱く語っていただきました。
近年、少しずつですが、古文書をメインにした展覧会が増えてきています

鎌谷先生がおっしゃっていたように、
一つ一つの文字を読まなくても、古文書の本物がもつ力、
200年、300年、400年も前に作られた意味と残されてきたことを
感じ取ることが大切なんだと、わたし自身も改めて考えさせられました。
ご参加いただいたみなさま、そして鎌谷先生、
本当にありがとうございました

写真3 講座後、ミニ企画展内
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otsu-rekihaku
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